頭痛


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日頃の疲れなどストレスがかかった時、風邪などを引いてしまった時、飲みすぎなどで二日酔いの時など頭痛を感じた事がない人はいないと思います。
事実、成人の約4割の方が頭痛持ちと言われています。
ですが単に頭痛と言っても多様な種類や様々な症状があります。
実際に例を挙げると、緊張性頭痛というものがあります。これは仕事がデスクワークなどで肩や頚のコリを伴う方に多く起こります。
症状的には、我慢できないほどの痛みではないがにぶい痛みがあるのが特徴です。デスクワークの方などで、肩がこるなぁ、頭がギューと締め付けられる感じがするなぁと思う方は緊張性頭痛に当てはまる可能性があります。
その他にも頭痛にはさまざまな症状や種類があります。 -
頭痛に対する自院の考え
頭痛には大きく分けて4つに分けられます。
1つ目は先ほども挙げた緊張性頭痛と呼ばれるものです。肩や首すじのこりとともに頭を締め付けられるような痛みがあるのが特徴で肉体的、精神的にストレスを受けることで引き起こされることがあります。
2つ目に片頭痛と呼ばれるものです。こちらはみなさんも聞いたことがあるかもしれません。
これは頭の片側や外側にズキズキとした痛みがあるものです。
月に数回起こり、悪心、嘔吐を伴うのも特徴です。また20~40代の女性に多くみられます。
3つ目は群発頭痛と呼ばれるものです。
こちらは片方の目の奥に激しい痛みがあります。また涙が出て目が充血するのが特徴です。
4つ目は病的な頭痛です。
こちらは脳の疾患や損傷などによって起こるもので命に関わる危険なものです。バットで頭を殴られたような痛み、頭痛に伴い手足の痺れが出てくる、などの症状の場合は一刻も早く医療機関にかかりましょう。 -
頭痛を放っておくとどうなるのか
頭痛にはほおっておくと命に関わる危険な頭痛があります。
いくつか紹介したいと思います。
頭をバットで殴られたような痛みと吐き気、嘔吐を伴うものはクモ膜下出血を疑います。
頭痛や吐き気に伴い手足が痺れて感覚が鈍ったり動かすことができなくなり話すことも困難になる症状の場合、脳出血を疑います。
頭を打ってから1、2か月後に頭痛と手足の痺れなどが出る場合は慢性硬膜下血腫を疑います。
頭が重い感じやにぶい痛みが徐々に増し吐き気がないのに吐いてしまう、また目の見えにくさなどの症状があるものは脳腫瘍を疑います。
これらの症状が起きた場合はすぐに医療機関に受診してください。
またこれら以外にも、突然の頭痛、50歳以上の方で初発の頭痛、神経脱落症状を有する頭痛、いつもと様子が異なる頭痛などほおっておくと危険な頭痛がある事をぜひ知っておいてください。
またすぐよくなるからといってほおっておいたり薬などに長期間頼っていると慢性的な頭痛になってしまうこともあるので注意が必要です。 -
頭痛の施術方法
頭痛の軽減法としてはまず自分の頭痛がどのタイプの頭痛かを見極めることが大切です。
緊張性頭痛の方は肩や頚の筋肉の緊張が強い為、同じ姿勢を長時間取らないようにしたり、ストレッチなどをこまめに行うことも頭痛軽減に繋がります。
睡眠の質をあげることも大切です。6時間以上睡眠をとることを目安に指導しています。また質をあげるために自分にあった枕を使用したり、寝やすい気温にするなど睡眠時の環境を整えてあげることも大切です。
ですが、この時期エアコンなどで首すじを冷やしすぎてしまい寝違えを起こしてしまうことがあるので注意が必要です。
片頭痛の方は首の血管が拡張することによって痛みが生じる為冷やすことによって血管が収縮して痛みの軽減になります。
光や音にも敏感になってしまうので静かで暗めの場所で休みましょう。
またコーヒーや紅茶などカフェインが含まれるものも血管を収縮させる効果があるので痛みの軽減になります。 -
頭痛にはどんな施術メニューがおすすめですか?
当院では頭痛がお悩みの患者様にはCPC矯正(頭蓋骨矯正)という施術と鍼施術をすすめています。
CPC矯正は当院では頭痛の軽減として紹介しています。この施術は歪んだ頭蓋骨や顔の骨を正しい位置に戻すものです。頭蓋骨を正しい位置に戻してあげることで、頭痛の軽減に繋がります。
またリラックス効果もあるのでストレスからくる頭痛などに対してもこの施術を行うことで軽減が見込めます。またこの施術では寝つきが悪い方や不眠症の方にもとても効果があります。また小顔効果もあって女性の方に人気の施術です。
鍼施術では肩や首すじに行うことで頭痛軽減が見込めます。こちらは主に日頃の生活習慣や、疲れ、ストレスからくる緊張性頭痛の方に対して効果があります。
鍼施術を行うことで血流が良くなり肩や首の筋肉の緊張がとれ、頭にかかるストレスを減らすことができます。 -
軽減するための施術頻度は?
頭痛を軽減するには頭痛が続くうちは毎日でも施術を受けましょう。
頭痛があると日々の生活でも支障が出てきます。また薬などを服用していても薬の効果が切れればまた頭痛が出てしまいます。
特に肩こりなどが原因の方は筋肉の緊張がとれるまでは施術を受けましょう。
また頭痛には命に関わる危険なものもありますので、そのままにしないでしっかり施術を受けましょう。
頭痛は生活していく上でよく起こるものですが、根気よく続けていくことが大切です。